DIYで大体なんとかする

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Aliexpressで3Dプリンタ買ったメモ

エスプレッソマシンと同じく、下書きを発掘したのでそっと掲載)

長らくぼんやりほしいと思ってた3Dプリンタを思いつきで買ってしまった。
初めてからいきなりアリエクのコピー品にチャレンジしたのでメモ。

買った機種はPrusa i3 MK3S+(だと思う)のコピー品で、MKなんとかの変遷がよくわかってないけど、ともかくPrusa i3。
この機種にしたのは、メジャーだしコピー品が豊富だから。
Prusaの3Dプリンタオープンソースハードだそうで、別に違法とかではないらしい。
ただしPrusa公式サイトで保守パーツ的なのを買うには純正を買ってないとダメなんだとか。
そんなことよりもお値段重視で、実際に買ったのは以下の品物。
クローンprusai3 mk3sの3Dプリンター,完全なアップグレードキット,i3,mk3,mk3,Mk2,mk3,mk3,Mk3sの印刷キット|3D Printers| - AliExpress

アリエクは糞業者に当たると送ったフリして適当な荷物番号を平然と出してくるし、アリエク本体の仲裁も日本のAmazonほどにはしっかりしてない。
半年ほど前、5000円程度で買った藤座布団がいつまで待っても届かなかった。
追跡番号によると日本のどこかにお届け完了という雑なステータスになっていて、それを理由にAliexpress側は仲裁に動かない。
そんなこんなでショップやアリエクとのやり取りに長時間かかった結果システム的に全てが時間切れになり、荷物は受け取れず返金もなく、ショップに悪い評価を入れることすらもできなかった。
ほとほと懲りて、それまでは値段しか見てなかったけど今はショップの販売数と評価を真っ先に見るし、そもそもちょっとぐらいの価格差ならAmazon経由で買う。

ただ、上の品物は日本のどこかのブログで「これ買った」と書かれてたもので、まあ大丈夫かなということで。
大丈夫だった。
本体と送料で44800円ほど、それに関税と手数料で2000円ぴったり追加のしめて47000円弱。
Prusa純正は今日現在Amazonで99800円なので半額以下。
https://amzn.to/3iKOkQ8

もちろん純正との違いはそこかしこにある。

・紙でもデータでも一切マニュアルが入ってない
これはPrusa公式からなんぼでも手に入る。

・HARIBOが入ってない
Prusa組み立てマニュアルには「ここでHARIBOをたべます」とか書いてあってお茶目なんだけど、もちほんコピー品には入ってないので、近所のスーパーでおんなじのを買って用意しながらアリエクの荷物を待った。

・正規品はパーツが工程毎にまとまってるらしいけどそういう配慮はない
それでも必要なパーツは必要分+αが何も欠けることなく入ってたので特に苦労はなかった。

・パーツ構成が正規品マニュアルとは微妙に違う
何と言っても苦労したのがここ。
9割方同じ構成なんだけど、一部のパーツが何か違う。
純正だとすでに改良されたパーツが古い形のままなのかもしれないし、あるいは勝手に改良したのかもしれない。その両方かも。
そしてさっきも書いたとおりマニュアルの類は何もないので、違いは心で感じ取る必要があった。

要注意ポイント
正規品のことも知らないし3Dプリンタ自体完全に初めて。
使ったことも全くない。そんな私が困ったポイント。

Y軸の組み立て
この電源はたぶん正規品で言う旧タイプ形状なんだと思う。
現マニュアルだと短い梁の横側に金具を差し入れることになってるけど、旧タイプでは上側に差し入れる必要がある。
この金具の工程はかなり序盤なので言われるがまま横向きに入れ、そこから10時間以上はかかった先の最終工程あたりで向きがダメなことに気付かされた。
梁ごと強引に回転して上向きにしたけど、フレームに傷が入って残念。

E軸の組み立て
時間的に一番悩んだのがこの部分。
公式の画像ではホットエンドの先っちょに何か樹脂チューブみたいなのが入ってるはず。しかし手元のやつには何も入ってない。
この何かはPTFEチューブというものらしいんだけど、それらしい乳白色の何かは確かについてた。が、2cmぐらいしかないそれはどう見ても短いし細すぎる。
もう1つ、50cmぐらいある青いチューブもついてる。使途不明。あまりにも使途不明なので公式マニュアルの先の方までぱらぱら眺めてみたけど、やっぱり使途不明。
ただし、色と長さはともかく形状は合ってそう。
そこでこの青いのを公式画像と同じぐらいになるように切断し差し込むことにした。
結果ちゃんと動いてるのでこれで合ってたんだと思う。

と、案外この程度だった。あとはフィーリングで何とでもなる範囲。
多量で全部同じコネクタの配線類は一見ややこしくて絶対どこか間違えたに違いないと思ってたけど、電源を入れてみるとあっさり正常に起動した。

コピー品としての精度はとても優秀で、例えばまっすぐのはずのものがヨレてるとか、ネジが足りないみたいなことは全くなし。

起動後に苦労したポイント
いや未だに試行錯誤中なんだけど、まず何よりビルドプラットフォームは完全な平面を保つこと。
金属板の見た目が両面使えますみたいな雰囲気だからつい付属のスリーエムシートを両面に貼ったけど、片面は何も貼らない使わないの方がよかったんだと思う。
なぜなら気泡程度の凹凸でも影響が大きいから。
これは実際に印刷してみればわかると思う。
プラットフォームを敷く時は、裏側にゴミを挟み込んでないか!ヨシ!とかっつって。そんなレベルで平坦を保ちたいところ。

ホットエンド周辺はきっちり締める
どれくらい強く締めていいかわからず、手で優しく仮止め程度のまま完成。キャリブレーションを終えてテストデータの印刷もうまくいき、いよいよ大物いったるかと数時間モノを印刷してみると、気付いたときにはノズルが溶けたフィラメントでべっとべとになっていた。
締めの甘い部分から少しずつ漏れ出してたっぽい。